73歳を迎えて…9月28日の誕生日に寄せて

2019-9-28 5:11 : カテゴリ : 
社長の部屋
執筆 : 
selco
73歳・・・・物心ついてから今まで
長いようで短い時間であったかと思う

 
振り返れば
殆どの時間は、チコちゃんに叱られそうなボーッとして生きてきた時間だった
私が本当の人生の意味を分かり始めたのは、ほんのこの10年余りであった
だから今、この年になっても、まだまだ勉強しなければならない
しかし逆に言うと
この年になっても学ぶことが沢山あるということは素晴らしいことでもある
 
大器晩成
 
・・・とよく言われたが、晩年になって、こんなに忙しく、こんなに学ぶことがあるということに驚いている
 
しかし私には後悔はない
ボーッと生きてきた時代があったころこそ今がある
無明の中で悪戦苦闘した
・大学卒業後、今はハズキメガネとなった「神田通信工業」という会社で、ペーペーなのに残業代ゼロで無制限に働き、手計算で原価計算システムを作り上げ、最後は倒れ、半身不随となり死の恐怖を味わった
・変則Uターンで小諸(上田出身)に戻り、三映電器製作所で、肉体労働を味わいながら資材業務の改善をした
・何も知らないのにパソコン教室の先生になり2年間、ベーシック言語の基礎コースを教えた
・その後現在のセルコに入り、そのベーシック言語で会社の実態に合わせた「生産管理ソフト」を作り上げた
・そのソフトを活用し生産管理業務を一手に引き受けたため、土日祝祭日なしで働き、気が付いたら殆ど自分一人で会社の業務をやっていた(給料計算までやったこともある)
・その後、自分は何のために生きているかという疑問が沸き、仕事そっちのけで環境問題に取り組んだり、無農薬野菜を作ったり売ったり、会社でお祭りをやったりする180度逆の方に走り始め、挙句の果てに1千数百万円かけて「音楽スタジオ」まで作ってしまった
・そんなことをやっていた矢先、アジアの通貨危機で当時の主要取引先、韓国サムソン電子のハードディスクのスィングアームの受注7千万円が一夜にしてなくなり、会社存続の危機となった
・大リストラした後、誰もなり手がいないという消極的な理由から私が社長となったが、何をやっていいのか分からず、それこそボーッとしながら1年半、売上は600万円(1年半前は1億円/月)となり、つぎ込んだ父の財産も使い果たし風前の灯
・そんな時、自己啓発セミナーに強力に誘われ、しぶしぶ女房と行った研修で、講師に40数名の研修仲間の前で言われた。
「私は貴方の会社がどんな仕事をしているかは知らないが、貴方とあなたの奥さんを見ていると、貴方の会社が今、今どんな状態になっているかが分かる!」
・・・なんの反論もできなかった。会社の状態は「その時の私の心の反映」だったのだ
・それから会社に戻り、社員に今までの「テイタラク」を謝り、一念発起、起死回生に向かった
・頑張って努力すれば、そこに必ず「援助」が来る・・・研修の中で教わったことが現実となり、様々な事があり、どうにかこうにか危機を脱し、右肩上がりになったが、研修で「3年以内に元の売上に戻すぞ!」と宣言したが、とてもとてもそれは無理だった
・「高密度コイル」が生まれ、売上は順調だったが、突然のリーマンショックでまたも売り上げは奈落の底に逆戻り、「絶対にリストラはしない」と云って頑張ったが、借金が嵩んだ。
更に二年後の大震災で打撃を受け、借金は更に嵩んだ
・その後、「高密度コイル」の需要が増え、またこのコイルによってお客様の差別化による業績の伸びで、売上は順調に推移し、ついに私が社長になる前の水準=月1億円レベルに戻った
・10年ほど前、私は気づいた
「人生は二度とない、今やるべきことはやる、やりたいことは全てやる」…そこから親父バンド「セルパップブラザーズ」を結成、何とNHKテレビに三度立て続けに出演の快挙、そして「立ち上がれ中小零細企業」の著書出版という素人の私が書いた本が出版社によって採用され、普通の本屋さんに並ぶという夢のようなことが起きたのである
 
 私はこれからが、本当の意味でのセルコの正念場だと思っている
 15年前に私が直感した「社会の進歩と共に必ずこの磁力が安定し、特性が均一化した高密度コイルの時代が来る」・・・はEV車時代、ロボット時代を背景に必要不可欠なモノとなって来たからである
 
 だから、私はこの年になってもまだまだ学び、会社の力をつけ、次の大きな波を迎え撃つ準備に忙しくなるということだ
 
 
 
 
 今年から誕生日に女房と一緒に毎年、遺影を撮っておくことにした
 亡くなった後、色んな写真から切り取って修正したようなモノではなく、きちっとした姿を皆さんにお見せしたいから・・・・
 

 死んだ後迄前始末しながら、思い切り残りの人生を謳歌しよう! 

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