会社概要  >  環境

環境報告書  

2012年度版はこちら・・・

2016年度版 

ご挨拶
取締役社長 小林 延行

環境については、私は今から20年以上前に「地球村 高木義之さん」の本、テープそして講演により、この地球上における様々な環境問題を学びました。
その中でも今現在の地球環境における脅威は、「人口爆発」とそれによる「食糧不足」、「水不足」そして「大気汚染」による「地球温暖化」かと思います。
「少子高齢化」という現象は先進国だけの話であり、今現在の人口は73億人を突破、これから100億人を臨む方向で進んでいます。
人間が増え続けることにより他の約 2000万種の生物のうち、毎年5万〜15万種(毎日 100〜300種)の生物が今も絶滅し続けていると言われております。

このような状況下で、私達中小零細企業が一体何ができるのか?と考えると大津波を迎えて海岸に立つ一塊の人間の如く、それは絶望的に思われます。
しかし、私はこれから人間は様々な叡智によりこの地球を末永く残し、我々の子孫が代々幸せに生き続けることのできる世の中にして行くための努力が必要かと思うわけです。
そういった意味からも、当社のコイルが高効率モーターとなってガソリン車からEV車に代わるための大きな要素技術となることとか、自然エネルギーの発電機用としてこちらも高効率でクリーンな電気を生み出す手助けになれば・・・と思います。
我々にできることはほんの僅かなことかも知れませんが、私達は少しでも私達の仕事を通じ、この危機的な世界の地球環境を救うことができれば…と思います。

 


本社全景
 

1.環境理念・方針

 
<1> 環境経営理念
永続した世界の繁栄と幸福のために、地球環境と調和した企業活動を行う。

<2> 環境基本方針
1. 地球環境と調和する製品の開発に努める。
2. 環境に与える影響を最小限に抑えた生産活動に取組み推進する。
3. 環境に関する法律を遵守し、行政の指導及び要請に積極的に対応する。
4. 環境教育および啓発活動を積極的に行い、全従業員で地球環境保全に取組む。

『スローガン』
地球環境保全のため、自ら持てる技術力と創造力を遺憾なく発揮し、環境との調和を図り、人類の繁栄を目指す。

<3> 環境方針
株式会社セルコは、環境基本方針のもと、環境と生産活動の調和のため、以下に掲げる施策を知恵と創造力と行動力で推進し、地球的自然環境の保全に貢献する。
1.省エネ、高効率、高性能の製品を造り、社会に貢献する。
2.有害化学物質による環境汚染および生態系への悪影響を防止する。
3.生産活動による環境負荷を最小限にするよう努力する。
4.法の遵守はもとより、地域や顧客の環境要求を受け入れる。
5.従業員の環境意識向上に努め、工場全体で継続的な環境改善活動を行う。
6.地域社会とのコミュニケーションを大切にするとともに、地域における環境保全に係わる活動に勤める。

<4> 環境方針の公開
本環境方針は、求めに応じ、制限無く公開する。

2006年4月20日
株式会社 セルコ
代表取締役社長小林 延行


 

2.事業活動の概要

 
1) 事業者名及び代表者名
株式会社セルコ
代表取締役 小林延行

2) 所在地
長野県小諸市大字御影新田2130−1


3) 組織と対象範囲
株式会社セルコエコアクション21組織図
(2009年4月1日現在)



4) 環境保全関係の責任者及び担当連絡先環境管理責任者
(代表取締役) 小林延行

連絡先   電話  0267−23−3322       
FAX  0267−23−2233

5) 創業1970年7月29日

6) 資本金4,000万円

7)  事業内容
小型コイル製造を中心とした下記の事業内容

● コイル加工(コイル巻線)
● プラスチック射出成形(精密コイル成形)
● 組立・アッセンブリ(コイルに付随する組立)
● 新製品(コイル機能を持つ新製品開発)


 

3.環境目標とその実績

 
中期環境目標と実績
「エコアクション21」システムによる運用は本年で5年目となり、取り組みは、従業員の意識向上に伴い、着実に成果を上げている。また、PDCAのサイクルを回せる能力が間違いなく付いてきた。
目標設定にあたっては、景気の動向にかなり左右され、事業内容の変化も激しいが、常にPDCAを回し、環境対応型製品等も充実してきているため、それらを活用し、施策の充実を図ると共に計画の見直しを行った。 
「表1 環境改善中期目標」参照




2010年度環境目標と実績
今期は、受注が回復し、売上高が前年度比195%と改善された。その分、各目標値設定に苦慮したが、目標値を達成できなかった部分もあるが、実施効果としては良く出来たと判断する。単純に前期との比較は出来ないと思われる。ただし、同様の売上げ期と比較すると、今までの改善効果は、しっかりと確認できる。

1)2010年度 環境活動目標と実績評価結果
2010年度の実績と評価を「表−2環境改善目標と評価結果」に掲載した。



2)活動実績

(1)電力の削減
前期の受注量が、大幅に減少したため、今期の目標値は、売り上げ目標に対比し設定した。その結果としては、売り上げ前期比195%であったこともあり、未達成となってしまう。しかし、今までの試作が、今期そのまま有効に稼働して節電に寄与した。
今期は、エコ製品をの活用と、合理化の再見直しに主眼を置き、更なる改善を目指す。
施策は、下記のとおりです。

・ 前期施策実績より、クーリングタワーの完全使用停止。
・ 暖房使用の徹底意識付け⇒稼動の少ない時間帯の局所暖気。(通期)
・ 屋根裏熱気の循環による冷房使用の削減 ベンチレータの設置(7月)
・ そのた(西日対策で朝顔の植え付け) 

図−1に電力使用量の月ごとの推移を示した。図は年々使用電力量が低減し、
2009年度においては、基準年2005年度比 35.16%となった。
今期は、受注量が回復し前期との比較が困難である。2007年度の売上げと近いため比較すると、節電対策が順調に進み、改善効果が確認できる。





(2)製品の不良率低減

前期の製品不良金額 308千円に対し、今期は1,349千円と大幅に目標値をオーバーし、未達成となってしまった。
施策は、毎日の工程不良の解析と、フィードバックにより、原因が明確になってきているが、受注量の増加に伴い、新人作業者への指導の不備が大きな要因となっており、管理者の多忙による製造工程の改善が殆ど進まなくなってしまった。また、製品の部材比率が60〜70%の主力製品の不具合が不良金額を増やしている。



(3)排出量の削減

今期は、・廃プラ、排紙を梱包緩衝材に使用し、かなりの削減効果があったと思われる。製品でのロス線を少なくす事を施策の一つとしていたが、検討した結果、設備設備そのものを変更する必要があり、改造程度では対応が出来ないことから、新規設備導入都度盛り込む事とした。成形作業が殆どなかった事も理由の一つである。
「図−3 排出量と金額の推移」参照



(4)水道水の削減

水道水の使用量は、直接的に生産活動に寄与していないため、前期の売上げ金額は減少していたが、前期実績を参考に目標設定を行なった。結果、目標値を大きく上回ってしまい、未達成となった。原因としては、受注量の増加に伴った増員により、水道水の使用が増えたと思われる。週単位で水道使用量の確認を行っているが、大きなロス等、変化は見られなかった。




(5)高効率製品の開発


環境寄与製品の受注として、中国、韓国と言ったアジア圏の半導体関係の製造が好調で、設備投資も盛んに行われた事により、丸線ボビン巻、丸線、平各線、真四角線の高密度、高効率製品の受注が増加に結び付き、順調に推移した。その為、各社の不況により前期で止まっていた開発関係が動き出し、当社の高密度、高効率製品に対する感心も大きく、試作受注につながったと思われる。




(6)地域社会への貢献

地域社会への貢献として、昼休みを使い近隣の道路のゴミ拾いを実施した。
前期計画の2回を実施できなかったが、今期は、2回の活動を実施した。
地域の活動も行なわれており、当初よりゴミの収集量は変わってきた。
タバコの収集が一番多かった。









 

4.42期(2011年度)環境目標取り組み内容

 
‥杜呂虜鏝
2010年度は、引き続き維持管理に勤めるが、更なる削減を目指し、LED照明等のエコ製品が多数あるため、それらを活用する事と、個別証明等のへの切り替え等、現状の見直しと合理化を再検討し計画した。また、景気動向を見ながら設備への投資も検討を行なう。

∪宿壁堽瀕┐虜鏝
日々の工程不良品解析と、巡回検査のフィードバックにより、
原因を明確にし、製品不良率を削減する。原因が明確になった事への確実な改善の実施を行い、効果の確認まで確認できるようルールー化を行なう。

G喀侘未虜鏝
今まで成形作業に起因する排出量が多かったが、作業自体が殆どないため、成形時に発生するランナーの社内リサイクルはない。
その他の排出物は、景気動向により生産量の増加が見込まれるため、売上げに対比して設定した。新規設備導入時にロス線の最小化を盛り込んで導入する。また、畜線時のバラつきや、不必要なロス線の再見直しと、改善を実施する。
寮生の排出物は、引き続き行政処理として継続する。

す睫度、高効率製品の受注
景気動向により、受注量も回復し、各社の研究課題も加速し始めている。その中で、当社の高密度、高効率コイルは、省スペース、省電力、高効率化に優れており、各社より問い合わせも増えてきている。そのため、研究開発段階より参画し、試作、量産受注へと結び付けて行く事とする。

タ綟賛紊虜鏝
節水対策はほぼ完了しており、施策については出尽くした感があるため、
今期の主眼も管理や小改善に置き、水道管破裂などの漏水を週単位で確認し、
無駄な水道水の使用を防止する。また、雨水の利用、使い道を再検討する。

Ε哀蝓璽鷙愼
今期も引き続き、事務用品、消耗品のグリーン調達を計画的に実施して行く。
製品への新規部材については、顧客と対話しながら、都度検討して進めて行く。

5.環境への負荷状況

 
エコアクション21の書式に従ってまとめた。

表3 環境へ負荷状況 2010年4月1日〜2011年3月31日


 

6.化学物質管理

 
前期同様に、REAC法 第3次SVHC施行により各社から確認の依頼が殺到した。
合わせて国内化学物質管理の標準方式であるJGPSSIやJAMPによるフォーマットでの調査依頼が急増した。
今期は、『化学物質環境調査依頼台帳』を作成し、顧客の要求事項、管理物質の把握を開始した。
鉛共晶はんだ製品の撤廃すべく、顧客へ変更申請書を提出し、80%の鉛フリー化の承認を取り付けた。



 

7.代表者による全体評価と見直しの結果

 
今期は、期首から売上げはかなり好調であり、結果的には昨年度のほぼ倍の売上高となった。
今期は、特に電力量については、売上げが一昨年度に比べ63%増えたにも拘らず一作年度と全く同じ額に抑えられており、これは、前年の工場の屋根に遮熱ペンキを塗ったり、工場の屋根裏からの強制温風排気をしたり、暖房、冷房の温度設定の徹底等を計った結果が出たのではないかと思われる。
また残念ながら、新規の難易度の高い製品を一度に受注し、また新規雇用をしたために、不良品の金額(不良率の増加)が増加してしまった事、人が増えたことによる水道料の増加(節約意識の不徹底?)が、マイナスの結果となった。

1)環境負荷改善への評価
当社は、高密度コイル(高効率によるエネルギー効率のアップ、放熱性の高さによる熱効率のアップ)の生産、拡販が環境負荷改善の取り組みという事になっており、間違いなく、年々当社の「高密度コイル」の需要は高まってきて、その目的は果たしつつあると思うが、実際にどれだけ貢献したかという、物差しが無いため、これをこの度、小諸市の助成金を戴き、信州大学工学部水野研究室にて、この高密度コイルについての特性の調査を実施したが、間違いなくモーター等の効率化に寄与していることが確認されている。
そして、このコイル技術は、間違いなく“時代の要請”であり、当社としてもさらに強力に、その特性を広くPRし、さらに拡販して行く所存です。

2)環境管理システムへの評価
エコアクション21担当の努力により、環境管理システムのスタイルが出来上がっており、後は実績あるのみとの感が強い。
今までは、改善等の項目のクリアーが比較的容易であったが、これからそのテーマ探しが非常に難しくなってくるかと思う。
各テーマに応じ環境管理システムについては、その評価の基準等も、より柔軟性を持った対応が必要になるのではないかと思う。
数値によって示すことはできない。

 

8.環境関連法規への違反、訴訟等の有無

 
当社は、過去7年間近隣や関係行政機関、及び顧客からの指摘や指導、訴訟等はありませんでした。また、当社 環境管理責任者(小林延行)が中心となり、関係法令を改めてチェックした結果も、違反はありませんでした。
当社の企業活動に伴い適用される環境関連法規および遵守状況は、
表5「適用環境法律と遵守状況」の通りです。