イチロー選手がピート・ローズの記録を破って、「号外が出たことをご存知ですか?」と記者に聴かれ「他の件(舛添知事辞職)のことは知ってるけど自分のことは知らない」と言っていたが、正に対照的な号外ニュースであった。 イチローは日本とアメリカ合わせての記録であり、別に目標としていたわけでもないので、ただの通過点だと淡々と語っていたが、ピート・ローズの方は往生(おうじょう)際(ぎわ)が悪く、あくまでも楽な(?)日本でのヒット数との合計だから、記録が破られたとは思わないと嘯(うそぶ)いてた。 その辺はどうだろうか? 日本の方が大リーグに比べ1シーズン30数試合少ないというから、逆に不利だったのではないか?という話もあり、ピート・ローズは素直にイチローの快挙を認めるべきではなかったか? 認めないという意味では、舛添さんも最後まで、自分の「セコイ」金の使い方についての釈明がなされないまま、「やめればいいんだろう!」と言わんばかりの辞任であった。 しかし今回の件ではっきりしたことは、使い道は何であれ、領収書さえあれば法的には全く問題がない・・・と言うことである。 今の多くの政治家は、とにかく「選挙」であり、選挙に勝つための「金」である。 そのような法律であれば、どうやって上手く資金を貯めるか?が最大の関心ごとになるのは当たり前のことかと思う。 今回は舛添さんに注目が集まったが、法律には触れないかも知れないが、他の国会議員、都議会議員、県会議員も調べればかなり多くのいろんな領収書が出てくるに相違ない。 安倍首相の外遊費が88億円とのことだが、どうやってそんなお金が使えるのか?と不思議に思う。 私もこのところ会社も多少安定して来ているため、「社長はビジネスに乗るように・・・」といわれるが、根っからの貧乏性で、専(もっぱ)ら1/3の価格の格安チケットを探し求めている。 議員になると、人の金を使い放題使っていい・・と言うことなのか? ちょっと我々の感覚からは、かなり乖離(かいり)している。