会長の部屋:昨日の今日-

 3月6日に私はこのブログに、日本の家電メーカーが開発をせずに撤退し始めている間に、日本人技術者を使って海外メーカーが新しい製品を開発し始めていること、そして最終的には日本は我々中小零細が元気を出して新しい製品の開発をするしかないか?という結論に至ったが、翌々日のテレビ東京の「ガイアの夜明け」で、正にそのままの話が流れた。

一つは、三洋電機の家電部門を買収したハイアールが「アクア」という新しいブランド名で、「オゾンを使ったコート等専用の洗濯機」、「カバーが全面液晶の冷蔵庫」、「透明でカラーライトアップでき、見ても楽しい洗濯機」等の全く新しい発想の家電製品を、旧三洋電機の日本人技術者が開発しているエピソード、そしてもう一つは、中小零細どころか中澤優子さんという30歳そこそこの女性一人で立ち上げた家電メーカー(?)「UPQ(アップキュー)」という会社。

中澤さんは一人でアイデアを持って中国深圳へ1泊2日又は日帰りで度々行き、同時にいくつもの新製品の開発を複数社に依頼し確認、修正し製品化して行く。

「透明のアクリル板のキーボード用タッチパネル」とか、「スマホの充電可能なキャリーバッグ」、「電動スクーター」など一挙に17種類もの新製品をパラに開発し発表して脚光を浴びている。その色合いが青と赤を使った「コンセプトカラー」であり、結構インパクトがあった。

私は小さな会社はそれ相応の価格で数万個でも・・・と言ったが、彼女の場合は数百個でもニーズがあれば開発するという。

 コンセプトカラーの色合いの違いが何度言ってもわからない中国人相手に、彼女は頑固に自分の思った通りの製品に近づけて行く姿には感動した。

 これを見て私は、中澤さんのような人が中国ではなく、「日本の中小零細」の技術を駆使して開発製品を造れば、それこそメイド・イン・ジャパンの素晴らし行精度で壊れにくく斬新な製品を生み出すことが間違いなくできる・・・と確信した。

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