皆さんおめでとうございます!
またまた新しい年、2015年、平成27年がやって参りました。
世間ではこのアベノミクス景気(?)は、しばらく続くとか、失速して大変になるとか?色々な予測が飛びかっております。
この国が”復活“するポイントは”何回でも言いますが、”モノ造り”しかありません。
私が「2020年東京五輪の年にメイド・イン・ジャパンが復活する」に書いた通り、日本は“グローバル化”で安易に安いモノ造りで韓国や中国、その他の新興国とローコストを競い合うようなことをしていたら、ナーンにも無くなってしまいます。
日本は、あくまで”良いモノ造り”しかありません。
日本の我々中小零細が造りだす“均一で高精度な部品”を駆使した壊れない超一流の製品を造り続け、これを徐々に世界に浸透させて行くやり方、車で言えばスバルやマツダの行き方が必要なのです。
そして、日本での量産による”カイゼン“、”カイカク“を促進させ、これを標準化して、海外でも同じモノを造る・・・というトヨタやコマツの行き方を徹底することなのです。
いずれもその基本は、“日本できちっとしたものをある程度造り続けること”と云うことであり、日本の中小零細製造業を使ってのモノ造りとなる訳ですから、日本の底辺に仕事が回り活性化し、日本の景気が底辺から改善されて行くことになる訳です。勿論、地方創生にもなります。
そのような状態になるためには、その根底に日本の“モノ造り”に対する正しい認識が必要です。
最近のテレビ番組で、盛んに”メイド・イン・ジャパン“を見直すような内容のモノが増えてきたように思います。
海外から来た観光客は”メイド・イン・ジャパン“を探しますが、まず電化製品では見つかりません。殆どが”メイド・イン・チャイナ”です。
私が買ったデジカメは2台とも壊れましたし、これは・・と思って買ったミラーレスも、未だ半年余りで、ウンともスンともいわなくなり、今修理に出しており修理に1ケ月以上かかるそうです。ヘッドフォンなんかは3個買って3個とも片方が聞こえなくなりました。
確かに安いですが、私は高くても壊れない製品の方が絶対的にいいと思いますが、このような製品はいくら探しても“日本製”はありません。
中国では、富裕層のみではなく、一般の人達が”日本製“を欲しがります。
大事な赤ちゃんの粉ミルクや紙おむつは完璧に日本で造ったモノを欲しがるのです。
農作物も徐々に安全。安心の”日本ブランド“が浸透しつつ位あります。
そろそろ、日本の各メーカーの経営者も、政府の偉い方々も、この事に気が付いてもらいたいと思います。
日本の素晴らしさは”コツコツコツコツ“のモノ造りなのであり、これは世界広しと云えども、この日本でしか得られない素晴らしい”インフラなのです。
私も今年で69歳、古稀にドンドン近づいております。
経営の方は、昨年から「運営委員会」にできるだけ任せるようにし、私は出来るだけ”大所高所“から経営を見るように心がけております。
私のこれからの”役目”としては、暮れにも言いましたが、やはりこの会社の「管理体制の確立」を指揮・指導することでしょう。
これまで、とにかく”生き残り“、”技術の確立”に重点を置き、管理面は二の次、三の次にしてきた”ツケ”は、量産製品が増えて来るのと共に、確実にこの会社の最大の弱点として浮かび上がってきております。
出来上がった「生産管理ソフト」にうまく合わせればいいだろう・・・と言う私の安易な目論見も見事外れ、私が最も得意とする管理会計面、原価計算面で大きく後れをとってしまったということです。
しかし、”ピンチはチャンス“です。
逆にこの管理面を再構築できれば、この会社は更に大きく飛躍できる可能性があります。
これは今年中にはきちっと目途を立てたいと思っております。
また、これから当社の新しい道としては、この高密度巻線技術を使った「高効率モーター」とか「高効率発電機」とかの分野、またそれを応用した何らかの”製品化”の道を探ることが必要かと思います。
そして、当てに出来ない日本のメーカーの仕事を待つのではなく、このような製品を海外にも売り出して行く。・・・・私が主張することを自分の会社で実現して行くことを目指したいと思っている訳です。
このブログをお読みの皆さん!
今年も言いたいことを言いまくって行こうと思います。
宜しく、お付き合いください!!