日曜日のNHKスペシャルに腸内細菌、腸内微生物のことを取り上げた「腸内フローラ」という番組を放送した。
ここ5年位の間に、この腸内細菌の研究が進み、腸内細菌が体に様々な影響を与えているということである。
腸内細菌によって「癌」、「糖尿」、「肥満」、「アレルギー」等が改善するということが、アメリカの研究者のマウスによる実験などによって証明されつつあるというのだ。
更に腸内細胞は体のみならず脳にも作用するという研究も進み、感情、性格を変える可能性が分かってきて、鬱病対策にもその効果が期待されている。
勿論、老化防止、美容にも良いし、これまでに医学的にも分からなかった難病、奇病に対しても驚異的な改善をした例も挙げられている。
おまけに最近は薬や食物(添加物等の化学物質)の害で腸内細菌に悪影響を及ぼしていると言っており、口から足りない細菌を口から飲んで補うということも可能性があるということも言っていた。
アメリカのベンチャー企業が研究を進め。菌を飲むと糖尿病を改善できる可能性も出てきた。 細菌で短鎖脂肪酸を増やしインスリンの分泌を促し糖尿病を克服するというのである。
これは医学の大転換になりうると云う。
この腸内フローラは個人差があり、それぞれの腸内細菌の種類がそれぞれ違うとのこと。また、いくら細菌が腸に入って来ても、腸に取り入れられる菌と取り入れられない菌があり、これも人によって異なる…と云うことも分かってきたとのことである。
私がほぼ20年前にEMという善玉菌が80種類以上集めた土壌改良剤と出逢い、これを飲み、それまでの私の不健康が一遍に解消し、地獄から天国へ移行したような体験をし、これを自分なりに仮説を立て、微生物がいかに人間の体に良いのかを説明して歩いた。
しかし、色んな人に飲ませたが、みんながみんな私と同じような改善をしたわけではなかった。
肺がんの末期で死ぬ準備をしていた人が、EMを飲んで奇跡の回復をしたとか、2週間飲み続けた末に10年以上悩んでいたアトピーが解消したとかという劇的な症例も見聞きしたが、EMを飲んでも何ら体に変化がない…と云う人もおり、結局は、私の周りの人を除くと、ずっと続けている人は数えるほどしかいない。
痛風でどうしようもなくなり、東京からはるばる私のところへ来てEMを飲み始めたら1週間後ゴルフをしていた人も、半年後にはその”恩恵”をすっかり忘れてしまうというようなことが何回もあった。
これを開発した沖縄琉球大学の比嘉輝夫元教授は、この微生物の研究などどうでも良い、とにかく世界中の農業で困っている人達を救うという高い理想の元に具体的な支援を行っていた。
あの時、比嘉教授が農業支援は農業支援でやりながら、この微生物の人体に及ぼす研究をしていたら、今頃ノーベル賞に値する研究となっていたことと思う。
EMを広げるのは草の根運動。市民活動というレベルであり、私も色んな活動を行ったが、科学的な裏付けがないため、なかなか信じてもらえず苦労をした記憶がある。
私は、何かあれば今でも迷わずこのEMを薦める。
今となっては色んなメーカーから善玉菌の内服薬とか健康食品とか出回っているが、こんなに安くて効果があるものはないからだ。
長く続けるには、”安さ”というのが大きな要素となる。
どんなに体に良いと言っても、余り高いものは続けられない。
以前、私は体調の悪い時期にゲルマニウムの粉を飲んだことがあった。
これは私に効いた。
しかし、月に2万円だか4万円かかることで、継続を断念した。
EMが月に2000円弱で同様の効果があったため、私はこれに飛びつき、微生物の作用についての自分なりの仮説を立てるに至ったのである。
この仮説が、このNHKの番組で、殆どそのまま証明されて行き、その精神的な作用(EMを飲むと明るく前向きになる)迄、証明されるのを見て、いつもそう思うが、私の”直観”とか”仮説”の精度の高さを感じたのであった。
私の立てた色んな仮説、”日本のモノ造りの凄さ”、”エネルギー問題”、”農業問題”、”環境と人類”、”細菌の逆襲”等々、色んなモノが徐々にこれから先、証明されて行くかと思う。
本日は取りあえず、20年来の仮説・・・”微生物の人間の身体に対する作用”がそのままNHKスペシャルに取り上げられたことを素直に喜ぼう。
(セルコブログ「健康になるために」参照)