圧縮、成形、曲げ、湾曲に関する質問

材料変形や応力変化、表面状態、材料劣化の影響

コイル圧縮時の被膜損傷について心配しています。品質管理はどうですか?

過去の実績やデータを元に被膜損傷のリスクを最小限に抑える提案をいたします。また耐圧、絶縁抵抗、レアショート試験等の工程を導入することで、納入時の品質を保証しております。

当社の巻線技術は業界用語でクロスポイント(電線レイヤー乗り上げ箇所)と呼ばれる波形を完全にコントロールしたコイルです。圧縮しても均等に俵積みされた電線は力が分散され、まず問題になることはありません。占積率で最高96%以上の生産実績がありますが、コスト面、品質の安全性をより考え、占積率90~92%の簡易圧縮及び成型をお客様にお薦めしています。

コイルを曲げると曲げ部の部分等、問題ないのでしょうか?

当社長年のトライ&エラーから培われたノウハウ、技法により被膜の損傷や、曲げ部の膨らみの少ない製品をつくることができます。

これらの圧縮、成型、曲げという特殊技術によって、モータの特性は上がりますか?

製品特性の向上はお約束はできませんが、圧縮や曲げにより生まれるスペースを有効利用していただくことや、圧縮による熱伝導効率(放熱効率)の上昇は見込めます。

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認証や規制に関する質問

ISO, IATF, 環境活動

各認証や規制に適合することはできますか?

認証や規制に適合できるように材料選定から対応いたします。(UL, RoHS, chemSHERPA, ISOなど)ご相談ください

各規制に対する調査は可能ですか?

UL, RoHS, chemSHERPA,紛争鉱物などに対し調査の対応をしております。

ISOやIATFに準じた生産は可能ですか?

ISO9001:2015は認証取得しており、準じた生産工程を組んでいます。IATFにつきましては故障モード(FMEA)の対応までは対応しております。品質方針 – 高密度コイル・特殊コイルの株式会社セルコ (selco-coil.com)

環境に関する認証はありますか?

エコアクション21を取得しております。

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製品品質に関する質問

ISO9001、セルコの品質管理体制について

品質管理および品質保証体制はありますか?

はい、当社ではISO9001:2015に準じた生産体制の構築をしております。納入仕様、QC工程表、FMEA、梱包仕様書などのご希望がある場合担当者に申し付けください。※作業手順書に関しては一部公開できない工程がございます。予めご了承ください。

品質管理および品質保証体制にはどのようなものがありますか?

  • 巡回検査 工程内巡回検査を毎日行い、ルールが守られているかの内部監査を毎日行っております。
  • 不良解析 前日の不良を翌朝担当者が集まって解析しています。検査者はロット毎の検査注意事項の把握ができ、生産者も不良を1つでも減らそうと日に日にレベルを上げています。また技術の伝達にも役に立っています。
  • 統計データ活用 定期チェックシート、検査成績書などをExcelに入力し、統計データをグラフ化、傾向管理を行っております。

環境に対する取り組みや持続可能性について教えてください。

当社はエコアクション21を認証取得し、持続可能な製品開発に努めています。また環境に対する取り組みも積極的に行い、太陽光発電事業、二酸化炭素排出0の電力購入、エコカーの購入、LED照明、インバーターエアコン、インバーターコンプレッサー、ピーク電力カット、VPP(バーチャルパワープラント)など良いと思ったことは全て始めています。

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具体的な技術的質問

問題解決への道筋

図面がはっきりしていなくても問い合わせできますか?

現物からの調査、製品使用用途に合わせて検討を行います。

コイル以外の工程も依頼することは可能ですか?

はい、アッセンブリ、インサートモールド、フェライトコアの調達、ケイ素鋼鈑の調達、ボビンやインシュレーターの成形など、コイル以外の依頼可能です。お客様の要望に応じて包括的なサポートを提供いたします。モールドは成形屋さん、アッセンブリは組立屋さんが良いと考えている方がいますが、コイルの扱いに長けている弊社だからこそできる品質があります。

対応可能な電線径のサイズは?

丸線最小径φ0.015、真四角線□0.08、基本電線の被膜耐性を超えない限りは、電線さえあれば巻線いたします。詳細についてはお問い合わせください。

コイルに関する返答時間はどれくらいかかりますか?

コイルに関する返答時間はお問い合わせ内容により異なりますが、通常24時間以内に回答いたします。

肉厚の薄いインサートモールドをしたいが対応可能ですか?

はい、線径φ0.06のインサートモールド、肉厚0.1㎜の成形、流動長280㎜肉厚0.7㎜のインサートモールドなど、他社がやらない出来ない成形も対応いたします。コイルを労わった成形を得意としておりますので、詳細な仕様についてはお問い合わせください。

高密度コイルを使った高難易度ステータASSYが対応可能ですか?

はい、高密度コイルを使用した高難易度なステータASSYにも対応可能です。具体的な要件についてお知らせいただければと思います。

インサートモールドをしたいが対応可能ですか?

はい、インサートモールドは当社の得意技術の1つです。インジェクション、BMC、注型どの場合でもお困りの際は当社までお問い合わせください。

空芯コイルの内径Rの最小設定はどのくらいですか?

空芯コイルの内径Rは一般的には電線径の3倍と言われています。ただし当社では電線径の2倍まで量産実績があり、それ以下のご要望は高張力線での試作なども請け負いますのでご相談ください。

ボビンの切削加工は対応可能ですか?

はい、社内ではありませんが高い技術を持った協力工場があります。

磁性材の調達は可能ですか?

はい、ケイ素鋼鈑、フェライト、磁性鉄粉、アモルファスの調達先があります。特にフェライトは得意としております。

ステータの調達は可能ですか?

はい、可能です。仕様をご相談ください。

高密度圧縮コイルに線径に縛りはありますか?

はい、φ0.4以下の場合お勧めしておりません。(費用に対して効果が薄い)ただし、φ0.4以下でもまずは当社の巻線技術を見ていただきたいと思います。

苦手な巻線はありますか?

はい、トロイダル巻きは基本社内で生産しておりませんが、協力工場にて対応可能です。

検査はどの程度対応可能ですか?

はい、直流抵抗、インダクタンス、インピーダンス、耐圧、絶縁抵抗、レアショート、ピンホール、サーマルショックなど、まずはご相談ください。

専用梱包対応は可能ですか?

はい、協力工場で専用トレイ、汎用トレイ、通い箱、段ボール、エアクッションなどを調達可能です。

コイルの製作最大最小寸法はどのくらいですか?

はい、電力電装の地上側などは2Mを超えるコイルや、空芯コイルで内径0.11のコイルは制作したことがあります。それ以下でも対応可能です。

コイルの最大、最小電線径はどのくらいですか?

はい、空芯コイルで平角線1.5㎜×11㎜まで巻いたことがあります。丸線ではφ3.0まで実績があります。導体径φ0.015まで巻いたことがあります。

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