第17回結いの里こもろ大忘年会

 私は自分の性格を考えてみた。

 結局、私は常に何かを仕掛けていなければ済まない性格ということに結論が出た。
 仕事も新規で今までにないような案件が来ると燃えて、それに向けていろいろと考え、現在考え得る最善の方策を考える。
 ただ、私は技術屋ではないため、技術的に難しくなると、それ以上のことは技術屋さんの領域となってしまうため、案は出せても実際に自分ではそれ以上はどうしようもない。
仕事として時間がかかるのは海外出張・・・大量発注しているタイのTIT,合弁している大連の工場は定期的に行く必要がある。

私は人生をトータルに考えている。
仕事も、趣味も、何をしても、全て私の人生であり、私がやるべきことと考えている。

私の仕事以外の活動を上げると・・・・。
① ニコニコグループの代表
20年も続く、以前環境問題を話し合う会から発展し、地域マネ―(ニコニコマネー)グループが今に至った不特定多数のグループで当時は50代だったが、今は60代、70代の人たちが中心のグループ。活動拠点は、私の工場敷地内の一角にある古い建物に薪ストーブを置いて、今は月一で会合を開いて、お互いの近況報告や健康状態の確認をし合っている。
② 「新老人の会」東信ブランチ 代表世話人
先般、106歳で亡くなられた日野原重明先生の会の信州支部東信地区の代表。
今回はみんなでニンニクを栽培し、それを黒ニンニクにし販売も行って、活動資金(主に食事会やバス旅行の資金)にしている。
活動は主に上田市。
③ スタジオMの代表=音楽関係の人たちとの交流
スタジオMという100名収容できる音楽スタジオを会社敷地内に持ったことで、近隣を中心としたミュージシャンや音楽関係者との交流が多い。
そんな交流の中から、NHKテレビに立て続け3回出たロックグループ「セルパップブラザーズ」が生まれたり、その後何人かのミュージシャンとコラボし様々なオリジナル曲が生まれた。

 これらの活動を総まとめしているのが、この「結いの里」の忘年会ということになる。
 これらの活動を通じて、これまでずーっとお付き合いしてきた人、またその年に新たに知り会った人達を一堂に介し、その年一年間の総括をするイベントでもある。
 そんなことで、この人も、あの人も、これも、あれも・・とメチャ欲張って通常5時間強、最長7時間やったこともあった。
 とにかく、紅白歌合戦よりも長いイベントなのだ。
 当然、色んなグループの出し物で私が出る回数も多く、衣装をとっかえひっかえしながら、または司会も兼任しながらやり通したこともあった。
 ちなみに、司会は今はFM佐久平のプロのアナウンサーにお手伝い願っている。
 しかし、今や71歳という、それ相当の歳となり、体力が持たなくなってきたこともあり、今年からは、音楽関係を極力絞り、本来の忘年会という名にふさわしいイベントにもって行こうと考え、今年は3時間半ぽっきり、しかも途中に20分間の休憩時間をとるという大変時間短縮したプログラムを組んだ。
 しかし時間短縮したから内容がつまらない・・というのは、私には我慢ができないから、私の持てる演出能力と、交流人脈を駆使して、観ていて飽きないプログラムを作り上げた。
 また、お菓子で釣る・・・というわけではないが、休憩時間には、私のお得意の生豆を焙煎して挽くオールインワンの珈琲メーカーを駆使して、おいしい挽き立ての珈琲とコージーコーナーのジャンボシュー等を用意して皆さんにおもてなし、そして「新老人の会」が丹精込めて作った黒ニンニクをじゃんけんゲームで皆さんにお分けするというオマケ付きで観客の確保を狙う。
 また今回は、液晶大画面で出演者の紹介や歌詞を流したりして、舞台と観客の一体化も考えている。
 勿論、私の出番はそれなりに何回もある。

 ジャズダンス・・・今年は引退宣言した安室奈美恵の「I LOVE YOU」を踊る。

 新老人の会・・・「お椀だせ!茶碗出せ」=聖者の行進のOh when the saints go marching inの♪オーフェン ザ セインツ♪を「お椀だせ!」と言い換えて、お椀には茶碗ということで、右手にお椀、左手に茶碗を持って「お椀だせ!」でお椀を、「茶碗出せ!」で茶碗を最初から最後まで出し続けるだけなのだが、これがいつも大受けで、これまでに、あちこちのグループに伝授している。

 エルビス登場・・・久しぶりにエルビス・プレスリーの衣装で2曲歌う。私のエルビスになったきっかけは本物のエルビスではない、以前モノマネ全盛時代のビジーフォーのグッチ祐三がモノマネしたあのお笑い系のエルビスである。
 本物のエルビスは私にはとても無理だが、あのグッチ祐三レベルであれば、ずんぐりむっくりの私でもどうにかなりそうと思ったのがきっかけである。
 だから基本がお笑いで、♪Love me tender 何言ってんだー? サッパリ分からないー♪で始まる。

 オールディズ特集・・・今回の目玉。懐かしい60年代のオールディズを男女2名ずつで合計9曲、次々と歌って行き、最後は観客と一体になって踊りまくって終わる・・という企画だ。
 下記にプログラムを記しますのでで、よろしかったら、覗きに来てください。
 会費は無しです。

第17回結の里こもろ大忘年会
(2017年12月10日午後2時~午後5時30分)
1:30 開場
2:00 開演の辞(10分)               前島さん⇒小林、三島
① みんなで踊ろう!「365歩のマーチ」(5分)   全員(土屋先生ダンス指導)
② ハーモニカ(5分)              鈴木則保さん
③ 合唱(5分)                  霜村洋子さん。岩崎恵子さん
④ ピアノ演奏(5分)              神原恵里子さん
⑤ チェロ演奏(5分)              中沢甲子雄さん
                         (ナレーション:依田公子さん)
⑥ 三島さんライブ (5分)           三島清
⑦ ニコニコジャズダンス(10分)         
(3:00)
⑧ 村上さんライブ(5分)
⑨ 「新老人の会」の時間(15分)      新老人の会
信州支部 橋本さんご挨拶
お椀出せ!茶碗出せ!         
      ニンニク物語                    
      じゃんけんゲームで“強力黒ニンニク”ゲット!
  20分間休憩
⑩ 土屋芳美ジャズダンス教室(10分)
⑪ ニコニコ合唱 「結いの心」(5分)
 (4:00)
⑫ 中山達也ライブ(10分)              
⑬ 縣ひろこ on ステージ(10分)
⑭ teaさん onステージ(10分)
⑮ エルビス登場!(10分) 
 (5:00)
⑯ オールディズ特集(25分) 懐かしの10曲メドレー
                出演:縣ひろ子、神原恵里子、ジミー三島、エルビス小林             
⑰ 握手会
  5:30 お開き・解散

・今年から時間短縮をしますので、皆さん時間正確にお集まりください。
・一品持ち寄りはありませんが、3時の休憩時間に会場側でお菓子と珈琲等を用意します。トイレ等もこの時間内に済ますようにお願いします。

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カケモリおやじとタヌキおばさん

 カケだモリだと蕎麦論争をしていたと思ったら、途端にタヌキやキツネが現れて、さ(左)抜きウドンだ、素ウドンだと騒ぎ立てる。
蕎麦が勝つか?ウドンが勝つか?今の政界、ごちゃごちゃ!
国民関係なし、政策関係なし、ただただどうしたら選挙に勝てるか?だけの今日この頃の政界、、、とにかく我々は最後に「いっぱい食わされた!」状態にだけはならないよう、注意して投票しましょう!

 それにしても片や北朝鮮とアメリカの強力なバックで不人気をJアラートでカモフラージュするモリカケおやじ、片や都知事戦の延長線上で、国まで狙うというしたたかなタヌキおばさん!その人気に追従のキツネのあんちゃん!

 この国の国民は大変素晴らしい素養を持っている。
他の国にはない、自然崇拝、共存共栄の助け合いの精神、コツコツコツコツお金が全てではない生き方、神を信じるのではなく、神を尊敬しているため、どんな宗教をも排斥せず八百万の神として敬うから宗教による戦争は起きない。

 この国は、優れた指導者というよりもリーダーがいて、国の方向さえきちっと正しい方向に向けてやれば、この優れた国民は、間違いなく各分野で頭角を現し、世界のリーダーになって行くはずである。

 最近の若者アスリ―ター達を見ていると、正に日本の明るい未来を思わせるような活躍だ。
陸上、水泳、スケート、ゴルフ、卓球、バトミントン、柔道、レスリング、バレー、バスケット、野球、サッカー、スポーツクライミング、スキージャンプ、スケボーそして、流れが変わり始めた日本の国技=大相撲、、、本当にこの若者達を見ていると、世界のひのき舞台に立っても、全くものおじせずに堂々と戦い抜いている。
常に国民ではなく、どこかの国の顔色を見ながらオドオドしている政治家とは全く異質の存在である。
 私はこの若者達を見ていて、日本の政治も必ず今後、この素晴らしい日本の国民の特質を最大限活かし、本来の国力を発揮できるような環境作りをする、本当の政治家が現れるだろうと思うのである。

 いくら少子化が進み老人が増えようが、国民全員が明るく豊かに最後まで幸せに暮らして行けるような世の中は決して夢ではない。
それは、他でもない、日本だから、、、日本人だから、、、なのである。

 それには、今のこのごちゃごちゃ状態が行きつくところまで行くことが必要なのかも知れない。

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キャノンが国内にデジカメの自動機工場

キャノンが、宮崎県にデジタルカメラの新工場を建設する。

ロボットを駆使して自動化ラインを構築する。
この工場ができると、デジカメの高級機種に加え中級機種も国内回帰し全デジカメの70%が国内生産となるとのこと。
御手洗会長はこの体制で1ドル100円でも十分に採算が取れると言っている。
アジア各国の人件費が上昇し、今までのようなメリットがなくなって来たことと、ロボット・自動化技術の普及が国内自動化生産を促進させる原動力となっているようだ。
私が2013年に自主出版した「2020年東京五輪の年にメイド・イン・ジャパンが復活する!」から丸4年で、ようやくこのような記事が新聞に載った。
 この時は、ちょうどアベノミクスの第三の矢が云々と騒がれていた時期で、私はこの本の出版に当たり、どうにかしてこの本をマスコミに乗せ、世の中の流れを変えられないか?と前著の「立ち上がれ中小零細企業」の出版社ディスカヴァー・トゥェンティーワンを始め色んなアプローチをしてみたが及ばず、結局電子図書の自主出版での刊行となった。
 勿論、この本は殆ど売れず、日本の経済の真の復活=大企業の国内回帰による中小零細製造業の活性化の起爆剤にはとてもなれなかった。
 ただキャノンが国内生産にシフトすることは、私の最初の提言=大企業の国内回帰には合致するところではあるが、キャノンが使っている部品は果たして国内産のものなのかどうか?は分からない。
 私の言う国内回帰=メイン・インジャパンは、あくまでも部品はビス一本から全て国内生産にすべき・・と云うことであり、我々中小零細製造業の公差のど真ん中を狙う優秀な部品を使うことにより、一頃世界を席巻した「メイド・イン・ジャパン」を復活させることである。
 国内はコストが高いというが、最近の日本の物価は、いろんな国と比べてみてもかなり安い。
 100円ショップがマカオに行った時に入ってみたら、ほぼ皆200円近かったし、中国のデパートなどではなんでも日本よりはるかに高い。
 それと我々製造業は、同じものが一定量、何年も続くということであれば間違いなく自動化を考える。自動化ができれば、人件費の高さは関係なくなり、国際競争力は抜群である。
 本当はバブル崩壊後、日本はあれほどすさまじい勢いで海外移転すべきではなかった。
 海外移転が結局、日本のモノ造りの技術を流出させ、モノ造りの主役の座を中国等に奪われてしまった。
 トヨタのように日本の企業はあくまで本拠地は日本に置き、海外はあくまでサブ工場とすべきであった。

 最も憂うるべきは開発力である。
 開発力というのは、実際にモノを大量に造っていないとなかなか出てこない。
 いくら優秀な3Dキャドがあり、これまた優秀な技術者が創造力を掻きたてたとしても、毎日実際にモノに触れ、モノに接している技術者にはかなわない。
 私はいつも思う。
 ダイソンの掃除機もiロボットのルンバも、ノンフライヤーも全て日本発になるべき開発であったと思う。

 生産技術力はなおさらそうだ。
 モノ造りを自分自身でやる町工場の社長とか安い給料でもコツコツ身を粉にして働く従業員は経験、技術力、そして成し遂げようとする意志とか意識がとてつもなく大きい。
 結構、色んな優れたアイデアや発明が町工場から出て来るというのは決して偶然ではなく、このような「モノ造りの鉄則」があるからだ。
 現在、日本の大企業の内部留保の額は500兆円あるようだが、モノ造りに関係している企業は、この資金は訳の分からない海外のM&Aに回すのではなく、是非、「メイド・イン・ジャパン」を目指して国内に完全自動化工場を設置してもらいたい。
「モノ造りを日本に戻し、中小零細企業に十分な仕事を回す」
本当の意味での「メイド・イン・ジャパンの復活」・・・・こそが、日本を本格的に復活させる唯一の秘策なのである。

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高密度圧縮成型モータ用コイル

「高密度コイルのセルコ」として、この10数年、当社は他社とは違う方向を向いて、とにかくコイルの高占積率を狙った巻線技術を追求してきた。

最初それは丸線から始まった。
半導体メーカーに売り込みに行ったら、「丸線でも角線でも構わないから占積率(被膜込み)が90%以上のコイルが欲しい・・・と言われ必死になって巻線したが、どう頑張っても85%位止まりであり、それ以上は巻線のみでは不可能ということが分かった。
ここで諦めれば、この受注は取れない!
・・・と云うことで、「押してはいけない」、「潰してはいけない」というコイル業界のタブーを破り、コイルを占積率96%迄圧縮し得意先に持ち込んだ。
結局92%程度で良いということになり、その後10年以上、全く問題なく、この高密度コイルは半導体の露光装置用ステッパーに使われ続けている。
今回の「高密度圧縮成型コイル」の技術は、この高密度コイルの延長線上にある技術であり、モーターコイルの段付き状態の形を圧縮成型し、モーターコアを全てコイルで埋め尽くすためにそれぞれのコイルを精度よく成型すると云う画期的な技術である。(別欄「高密度圧縮成形コイル」参照)
当社は、現在補助金がらみでこのコイルの自動化を進めており、近い将来、この技術の量産化に備えている。

また、更に占積率100%を狙いたいという人は、やはり「平角α段付き積層湾曲コイルのアッセンブリー技術」をお勧めしたい。
コイルの占積率を語る時、これは「平角α巻き」しかない。
但し、このコイルは2層しか巻けない。
多層巻にするためには、コイルの巻始め、巻終わりをそれぞれつなぎ合わせる必要がある。
またコアに隙間なくコイルを埋め込むためにはこのコイルを段付きに積層し、湾曲させる必要がある。これは手がかかり大変ではあるが、最終的にはどこかのメーカーで採用される可能性があると思っている。

今のところ私はコスト含め、丸線を「高密度圧縮成型」したコイルがお奨めである。
占積率は、その仕様=線径、巻数、コイル形状等の諸条件との兼ね合いで、どこまで圧縮できるか?を被膜の耐圧レベルを考慮しながら検討する必要がある。
占積率は92%~96%位までの間と考えて戴きたい。

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