ホームページリニューアル

大分長らくお待たせいたしました。
ようやくホームページのリニューアルとなりました。
その代わり、今回のホームページは、当社の最新情報が入っており、きっと皆さまのお役に立てることと確信しております。
この数ヶ月間、コロナでどこへも行けず、来るお客様も少なく、頼みの綱のホームページも「工事中」で、心もとない状態だったが、私が唯一手掛ける「高密度圧縮・成型コイル」の営業は、結構ロングランのものが多く、そこへ確実に1件、また1件と増えつつあり、今や開発は手一杯状態だ。
今迄の当社の新規技術は、殆ど開発の室長一人でこなしていたが、ここに来て彼の甥っ子と当社の新社長がその技術を引き継ぎつつあり、体制も整いつつある。
今後は社長が後塵に、その技術を伝授できれば、更に分厚い開発・試作部隊が整ってくるかと思う。
このコロナ禍で変わってきたことと云えば、「渦電流損」の話が、同時多発的に増えた…と云うことだ。それまでは銅損対策で、とにかく占積率を上げることに特化していたのが、急にパラ線、リッツ線、集合線…と云った、太線を分割する巻線技術が求められ、これも占積率を上げる高密度巻線を求められるようになってきたということだ。
そこへ行くと当社は、パラ線巻きの高密度化は、これまでやってきていることだし、リッツ線はIH関係で20年以上前から手掛けており、パナソニックさんの立ち上げ当初は当社が電線会社の下請けで巻いてアッセンブリーしていたことから、様々なノウハウ、技術はその当時から身に付いている。
また撚らなくてよい「集合線」は、これこそ当社の高密度巻線が生きてくるし、更に占積率の問題になれば、圧縮技術も使える。
やはりこういう状態になると、コイルに関しては様々な事をやり続けてきた当社の強みが発揮される。
リッツ線と云えば、無接点充電の関係も当社は強い。
今は、AGV(無人運送車)の関係が多いが、最終的にはやはり車載用となる。
こちらも様々な試作をやりながら技術を集約しつつある。

とにかく、ホームページが復活したことからその辺の技術も紹介しているが、なかなか秘密保持の関係でオープンに出来ない技術も多い。
私は、2025年からと云われる車関係もいいが、もっと足の速い家電とか、産業機械とかの分野でこれらの技術を使い他社との差別化を図って戴きたいと思っている。

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リッツ線、集合線の引き合い

このところ、EV車向けのモーター用コイル中心にリッツ線とか集合線の引き合いが増えている。
渦損対策のようだ。
当社は、これまでコイルの「占積率アップ」を錦の御旗にして技術を蓄積してきたが、ただただ占積率を上げても、特に太線は表紙効果の問題があり、銅損は少なくなるが、渦損が発生し思ったような特性が出ないということのようだ。

当社のリッツ線の歴史は古い。
IH技術を寡占化したパナソニックの前身の量産はセルコが電線会社の下請けとして担当していた。
リッツ線についての特許はパナさんが殆ど抑えていったが、このIHのコイルを巻く技術、リッツ線の取扱技術については、当社は様々なノウハウを持っている。
パナさんは、20年以上前に電線会社が電線が売れれば…ということで、パナさんの技術者を4~5人連れてきて、装置の説明をしたり、写真を撮ったりして帰り、仕事は来なくなったが、その後も様々な会社からロット数は少ないもののIHの仕事はずっと続いてきている。

このIHコイルの製造技術により、当社にはEV時代には欠かせない「無接点充電」の話が、結構舞い込んで来る。
IHコイルにしても、無接点充電にしても、ただ「リッツ線」と云っても、ピンキリであり、撚り方、扱い方はそれなりに工夫が必要で、巻線技術、電線会社とのコラボは不可欠である。

一時、複写機のIH定着装置用のコイルが、各複写機メーカーから次々と受けた時期があったが、この時には、このリッツ線を巻いておいてこれを「曲げる」という技術が必要となった。
これらは試作のみで、終に一社として量産には至らなかった。
理由はパナさんの特許を超えることが出来ないと云うものだった。
 しかし、当社は、これらの様々な試作をこなすことによって、様々なノウハウ、知見を得ることが出来た。

 今、EV化の波で、リッツ線を使った巻線は、正に当社の出番・・・という状態にある。
 また集合線に関しては、当社の丸線で高密度巻線が使える可能性がある。コイルを密に巻いたものを集合線にするという発想だ。
 更にこの集合線の占積率を高めたいというお客様には、コイルの圧縮技術(当社の特許技術)も使えるかも知れない。
 当社は、これまで被膜を損傷せずに電線をいかに圧縮したり成型したり、曲げたりするか・・・という技術を磨いてきた。
 今回の「リッツ線」、「集合線」が必要になってきた時代は、正に「セルコの時代」が訪れた…ということか。

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74歳になる私の「健康法」

私は今、73歳、来月28日で74歳になる。

 私の健康法の基本は、EMとセルパップ。 

 48歳の時にEM(沖縄琉球大学比嘉教授が開発した土壌改良材)との出会いがあり、それ以来、医者いらず、薬要らずの生活をしてきた。

 しかし、歳は歳、やはり年々自分の弱いところからガタが出始め、EMさえ飲んでいれば、全く問題なかった私も、”逆流性食道炎”に悩まされ、結局医者に行くことになった。医者に行くと当然、血圧を測る。医者の血圧計はなぜか数値が家の時よりかなり上がる。

 看護婦さんは、“白衣血圧症”だというが、病院嫌いの私はどうもその毛がありそうだ。また、目がぼやけ、焦点が合わなくなり出し、2年ほど前に大宮の本を書いている眼医者さんで女房と揃って白内障の手術をし、一時はメチャ調子が良くなったが、時間と共に、徐々に元々良くなかった右目の調子が悪くなり、本やメールを書いたり読んだりする私にとっては、煩わしい状態であった。

 それからもう一つ。

 それは、20台の頃からの因縁の”腰痛”である。

 昨年、佐久の針治療院へ通い始め、半年間1回6000円の治療を毎週土曜日に通い続けたが、結局その結果、これまで無かった3日間全く立てなくなるようなひどい状態となり、行くのを止めた。

 ところが、最近、これらの各症状が劇的に改善され始めている。

 最初は腰痛

 これは、テレビの”筋膜はがし“ということを知った。  

 人間の身体には筋膜という膜で覆われており、これが長年人間をやっていると、段々筋肉や肉と癒着し、これが腰痛などの不快な状況を作り出しているとのことだった。

 私は早速、スポーツ用品のDepoに行き、筋膜はがしに使うローラーを買いに行った。そのついでにALINCO(アルインコ) の“振動ボール ツイン ローラー EXP224H 振動 筋膜リリース ストレッチ”という、ちょうどテニスボールを二個並べたような形の振動ローラーも買って帰ってきた。

 これが良かった。

 私は朝、目が覚めると、そのまま寝床で、これまでやっていたテニスボール二個をテープでぐるぐる巻きにしたものを腰に当てていたのを、ただ腰に当てるのではなく、筋膜はがしをすべく、腰を前後に動かしながら、このボールの上でグリグリグリグリやる。 

 …と、同時に、この振動ローラーで、まずは調子の悪い目に当てる。それから徐々に頭の方にずらし、後頭部のボンのクボ、首筋、耳の辺り、と万遍なく、押し当てる。

 特に当てて痛みや違和感を感じる部分には長く強く当てるようにする。

 そこから、喉仏の辺りは念入りに当てる。 ここはかなりの重症で、最近の老人性の滑舌(かくぜつ)の悪さもここに起因しているのではないか?と思い、入念にローラーを押し当てる。

 徐々に以前東京にいた頃患った気管支喘息のあった気管支、そして問題の食道、胃、腸ともみほぐして行く。

 ついでに膀胱の辺りにも充てる。

 これが、凄い結果を生み出す。

 まず眼は、かなりはっきりし始めた。但し目ヤニが出てくるため、アイボンという目の洗浄機、洗浄水を買い、眼の洗浄を一日数回行うと、かなり調子が良い。

 次に、50年来の腰の調子が日々良くなってきた。

 大きめのローラーも使うが、一番効果があるのは、テニスボール二個のテープ巻で、腰や尻や太腿の辺りをゴリゴリやる。

 また、老人の最大の悩みである、おしっこの出も良くなってきて、残尿感が無くなった。

 もう一つ、最近しゃべりがスムースで無くなってきたところだったが、これが、結構、マッサージが効いているようで調子が良い。

 逆流性食道炎の方は、お医者の薬は本当によく効き、薬を飲んでいれば、殆ど問題なくなってきたが、マッサージの効果で改善されたかどうか?は薬を止めてみないとわからない。

 そのうちに薬を止めてみようと思っている。

 血圧は、首の辺りを良くマッサージすると一気に下がることは分かっているが、これはちょっと根本的な治療では無いような気がするため、昨日「一日一分で血圧は下がる」という本を買い、この体操を実践したら、本当に下がりそうな気がしてきたため、これからのお楽しみだ。

基本は、”筋膜はがし“と”全身“である。

全身くまなく、ホグスことが“基本”ということだ。

悪いところは、間違いなく固まっており、そこが病気の根源となっている。

眼も腰も、首も、喉も、とにかく年を取るにつれ硬くなってきて、それが”老人性“

という言葉で片付けられてしまっている。

“固まったら、ほぐせばいい”

そして、最後に登場するのがセルパップである。

ここのところ、睡眠が浅かった。

毎日夜9時に寝て3時に起きて、これが私の生活パターンとなっていた。

6時間睡眠で、これ以上はなかなか眠れなかった。

その代わり、お昼に30分くらいの仮眠をするのが日課となっており、これが無いと午後は睡魔で最悪になったりしていた。

ところが、最近は8時間睡眠が出来るようになった。

ある会社からセルパップのコイルが100ヶ付いたシリコンパッドの開発を依頼された。

これがようやく出来上がって来た。

これまでセルパップ37というゼロ地場コイルが37ヶ付いた商品はあったが、100ヶ付いたパッドは、なかなかのものである。

セルパップについては、この3月頃、保健所から、広告に医療効果が謳ってあるとのとお咎めを受け、セルパップのホームページは元より、楽天の広告、そしてこのセルコのホームページの「会長の部屋」の10年近く前の記述、他の人が引用したページまで、隅々まで調べ上げられ、全て削除や修正をした。

このコロナで大変な時期、保険所はさぞかしその防止対策で大変だった時期に、このセルパップという月々数万円の売上しかない商品を、誰かに指摘され、やらざるを得ないことは分かるが、相当の時間と人数をかけ、調べ上げ、約2ヶ月に亘り、何度も修正・削除を要請してきたことが、私には良く理解できない。

当社には中国大連に合弁会社があり、たまたま今回、そこで人工呼吸器用のコイルを製作していたため、春節明けの二月から、この人工呼吸器用コイルの狂騒が始まった。それ以来最近まで土日祭日関係なし、毎日全員残業、人数はそれまでの18名から一気に40名近くに増加。これを大連の現地の従業員が自主的にやっている。

当時、中国武漢が大騒ぎしていた時期であったため、大連は一体どうなるか?とハラハラしていたが、結果は、これまで全くと言って良いほど、何の被害もなかった。

先般、大連市の隣の金州というところで、12人の集団クラスタが発生した。

その金州からも大連工場の社員が通っているため、今度はちょっと?と警戒したが、その数日後の日曜日に従業員全員のPCR検査が終わり、全員陰性のため、全く影響がないから安心して…との一報が入った。

そして、大連600万人全員、PCR検査を実施するとのことであった。

日本は?というと、先般の新聞でPCR検査が一日5万数千人になった・・・との記述があったが、これが果たして”先進国”と言えるのだろうか?

我々は今、毎日毎日、どこで誰が感染するか?或いは感染しているか?分からない状態で暮らしている。

先般7月29日も、会社の創立記念日であり、早々に中止を宣言していたが、このコロナは長引くであろうと、近隣で殆ど社員のみの記念祝賀会をこっそり開催した。

この時も、かなり社員からこんな時期に、なんでやる必要があるんだ・・というような意見があり、結局3名は、不参加となってしまった。

それから2週間、今のところこの記念祝賀会での感染はゼロ・・・であるが、この記念すべき式典をこっそり、恐る恐る、しかも不参加者が出てしまうほどの警戒を自分達でしなければならない国と、たとえ数人でも感染者が出たら、全員の検査を即実施し、対策を講じる国の差は、一体どこが違うのであろうか?

セルパップの話から、大分逸れてしまったが、そのセルパップ100を敷いて寝てみると、これがンビックリ、完全に身体が癒される感じで、熟睡ができ、8時間きちっと寝れるようになってしまった。

これは、私にとってはまたしても朗報であり、またこのセルパップがこれから大変な事業になる可能性が出てきたため、これからは自分の身体とセルパップ事業が大変、楽しみに思っている。

面白いことに、保健所からの指摘と新事業の話が同時に発生してきたことだ。

このコイルは、今後は色んな効用を謳う必要はない。

ただ、”癒しのコイル”というような位置づけで行こう。

 “セルパップコイルで心も身体も癒されリフレッシュ!”というキャッチフレーズでどうでしょうか?

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社長交代

この26日が株主総会で、この日を持って、私は会長となり、長男の靖知(のぶとも)が社長に就任する。

私は代表権を持った会長となる。

良く、自分が身を引き時はきれいに居なくなれ・・というが、私の社長交代は、そういう種の交代ではない。

基本的には全くほぼ今まで通りの状態で行こうと思っている。

勿論、息子には「社長」としての自覚と、責任は持ってもらう。

そして、出来るところから、私は手を引いて行くつもりだが、しばらく「見習い社長」をやってもらい、当分二人三脚で行ければ・・と思う。

私にはまだまだやらなければならないことがある。

一つは、私の生涯の夢、「セルコを理想の会社にすること」であり、これも着手してから約1年半、いよいよどうにかなりそうな雰囲気が出てきた。

これは、私が総経理をしている中国大連では、かなり理想に近い会社になっている。

こちらは、副総経理に私の考え、やり方を教え込んだだけで、私は3,4ケ月に一度くらい行っていただけで、かなり良い状態になった。

今回当社も、コロナで大分受注に影響が出てきたが、この大連で手掛けているコイルの一つが、たまたま人工呼吸器用のコイルだったため、2月以降、倍々で受注数量が増え、通常ではギブアップするような状態であった。

しかし、この工場は決して「できない」とは言わない。

コロナで大騒ぎだった春節後、どうなるか?と思っていたが、コロナの影響で二人だけ2週間来られなかったが、後の人達は、バスも電車もタクシーも止まってしまった状態の中、乗用車で通う社員が、それぞれの家に送り向かいし、全員で、残業、休出し、また女子は全員、そのコイルを持ち帰り、家でカットの内職をして翌朝会社に持ってくるようなことをしながら、倍々となって行くオーダーをこなし続けた。

当時18名だった人員も、今はアルバイト含め31名で、2月から今まで3ケ月、たった一日だけ休みを取っただけだ。

朝は、始業の15分前に私が工場へ行くと、きちっと掃除がしてあり、全員が机に座って仕事の準備をしたり、既に仕事を始めたりしている人もいる。

「握手会」といって、セルコで毎日音楽をかけて一人一人と握手して回る(今はできないが・・)のだが、これをこの大連でも私が行った時はやると、みんな恥ずかしそうだが、とても良い笑顔で対応してくれる。そして今日はみんなでご飯を食べに行こう・・というと、全員が揃って参加する。

それも、飲み会や食事会の時の皆さん表情を見ていると、皆楽しそうで和気あいあいで、私が唱える「社員は家族だ!」という雰囲気がこの大連には既にある。

 話は大分飛んだが、この本体のセルコも、そのような雰囲気の会社で、またそれぞれの担当者のスキルが抜群の会社になれば・・最高だと思ってる。

その二は、「高密度圧縮・成型コイル」の拡販というよりは、一般化だ。

私は「進化論」は、ただ生物の専売特許ではないと思っている。

この世の中の産業や鉱工業も、どんどん進化する。

モーターは?というと、戦後殆ど進化して来なかった。

しかし昨今のEV化の波に乗って、ようやくモーターの効率化ということに、まず車の会社が気付き始め、モーターも進化するということを世の中がすこしずつ気が付き始めた。

モーターの効率化には、コア、磁石そしてコイルの進化が必要だ。

コイルの進化は・・・と云ったら、色んなアプローチはあるが、セルコの高密度圧縮コイルが最適だ。

今は、結構平角線に目を向けているが、私は最終的には当社の丸線を圧縮し成形までする技術が世界を制するだろうと思っている。

そのブレイクする日がいつか?が問題なのだが、これは私が未だ現役で頑張っているうちか?引退後か?それともいなくなった後か?

できれば、私が未だ現役のうちにブレイクさせたというのが私のもう一つの大きな「やらなければならない」ことだ。

私は今、セルコ50周年に向け本を書いている。

仮題は「会社とは 仕事とは 人生とは」である。

私の3回の会社遍歴。

その3社での仕事。特にセルコでの仕事と社長になってからの仕事。

そして、私の人生、幼少期、青年期、熟年期、そして現在。

・・・これは私の会社、仕事そして人生の集大成となる本になる。

最近、ブログはあまり書かないが、こちらの本に集中しているからだ。

本が書きあがったら、また今度は「会長の部屋」としてまた、皆さんに色々と発信して行きたいと思う。

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