久しぶりの昇幹夫 先生

日本笑い学会副会長の昇幹夫先生は昭和22年生まれで私と同学年、大阪で初めて会った時に何故かウマが合って、それ以来の”お友達関係”をさせて戴いている。

この先生の、特に健康に関しての情報は早くて正確、私の最も信頼のおける情報源だ。

元々は超過酷な産婦人科の医師として夜も昼もなく働きづくめであったが、思うところあって、今から15年前から全国行脚の「あなたの笑顔何より薬」と、笑いがいかに人間の健康に有益であるかを説いて回る、自称“健康(兼好)法師”と称し、講演をして歩いている人である。

15年前というと、ちょうど私が先生に会った時期と一致している。

私もその頃、とにかく仕事人間で仕事以外は何もやらず、土曜も日曜もなく会社に出ていたが、いくら頑張っても大した成果もなく、「このままの人生でいいのか?」という疑問を持ち始めていた頃であったから、昇先生の人生転換の時期と時を一にしている。

この先生は、とにかく面白い。

しかもゲラゲラ笑いながら大変ためになることを沢山教えてくれる。

この先生は、講演で松本だ、上田だ、群馬県だ、埼玉県、だ新潟県だと・・・この小諸・佐久の近くに来ると、わざわざ足を伸ばし一泊こちらに泊まり、我々の仲間との談笑を楽しみにしておられる。

我々も先生の来訪を心待ちにしており、しばらく来ないと、先生の噂が出て、「最近見えないけど、元気でやっているかなぁ?」というような話になる。

とにかく、この先生は、硬軟取り合わせて、色んな情報を我々にもたらしてくれる。

それも、“十年一日如く”・・同じ話を繰り返して話すのではなく、その度に新しい情報を沢山聴かせてもらえるため、私の重要な情報源となっている。

それと、何と言ってもお互いの”ダジャレ合戦“が楽しい!

先生の話も最後まで聴かないと、分からない話が1/2か1/3位の割合であるから、あまりまともに聴いていると最後に「がくっ!」と落とされるため、気を付けなければならない。

人間の三大欲求は「食欲」、「性欲」、そして・・・・・「海水浴」の類いだ。

お正月の掛け軸に鶴と亀が書かれているが、この丹頂鶴という鳥は、着地、飛び立ちには滑走路が必要であり、松の枝にちょこんと乗っかることは出来ないという。

それでは、この描かれた鳥は何か?

これを先生は

「鷺(詐欺)」だという。

「男の顔は履歴書」それでは女の顔は・・・・ 「請求書」

なるほど、これは身に覚えのある男性も多いかと思います。

大阪のおばちゃんが竹久夢二の大正時代の美人画を観に美術館へ行きましたが、その美人画の中になんと一枚だけピカソの絵があり、そのおばちゃん、その会場の係の人にクレームを付けました。

「何よ私は美人画を見に来たのよ‼、こんなピカソの絵をまい違えて展示しちゃーダメじゃないの!!」

係員の人は、ちょっと言いにくそうに言いました。

「あのー!奥様それは”鏡”です」

「長男盆に帰らず」・・・「復水盆に返らず」のパロディー

今この瞬間が全て、今日できることは今日やる・・・・・・明日では「明日ベスト(アスベスト)」と言って良くない。

孫が来たらうれしい。帰ったらもっとうれしい。・・・孫の相手も大変!

思いどおりにしたいのが子供

思いどおりにならないのが子供

サラリーマン川柳で、必ず先生が毎回出すのは・・・

「プロポーズ、あの日に帰って断りたい」

「僕とあなたはサボテン夫婦、“棘”はあれども“水入らず”」

帆立貝の話には、私はコロリ騙された。

「月の綺麗な、波の静かな夜に、何万という帆立貝が一斉に海に浮かび、貝の蓋をあけて、帆立船のように風を受けて、一斉に集団移動することがあり、それは、それは壮観なンです」

「・・・へぇーそれはすごいなぁ!」

と思って感心していたら

先生:「ウソだよ!」

先生は、3年くらい前に、子宮頸がんワクチンは危険なため、嫁さんや知っている人には打たせないように・・・と警告していたが、それから2年もしてから、世間が騒いだ。

 M社(マクドナルド)のポテトフライと、自分で上げたポテトフライのカビ具合を比べた。自分で揚げたのは3日目からカビが生えてきたが、M社のモノは1年経っても何にも変わらない。最近の日本人の死体は土葬をしたら腐らないだろうと言われている。

 一人平均、一生の間に小錦の脚一本分位の添加物を採っている。

 子供ができない・・・と言うが、添加物の取り過ぎで、精子が弱かったり、できない男性、子宮内膜症になる女性が増えており、今日の新聞にも赤ちゃんの30人に一人は不妊治療の末に生まれてきているとのこと。

 アメリカで、ハンバーガーだけを食べて自分の体で実験した人がいて、半年後だか1年後には、あらゆる生活習慣病が現れた。糖尿、高血圧、肝臓病等々。

飽食は痴呆食、食べ過ぎが最も体に悪い。小食がベスト。(先生はなぜか太り気味!)

講演の中で先生は、ビデオを見せながら説明する・・・元気で長生きするためには、「生涯現役」が一番いい

80歳を超えたポーラレディ(化粧品の販売)をしているおばあさん

高年齢者のサッカーチーム・・・70台が赤、80台が銀、90台が金のパンツを履いてハッスルしていた

スポーツジムでの高年齢者のトレーニング風景・・・若者と変わりない

高年齢者のファッションショー・・・皆さんイキイキして、若く見える

金さん銀さんも、テレビに出て、世間から注目されるようになってから、かなりシャンとしてきた・・・人は人に見られることで、意識が変わり若返る

圧巻は、胎児の3D,4D映像

赤ちゃんがお腹の中で、笑ったり、しかめっ面をしたりする…お母さんの気持ちの状態が赤ちゃんに伝わり、夫婦喧嘩などをすると、耳をふさぐ場面もあると言うが、この映像は観れなかった。

また、「体内記憶」で3歳から6歳くらいまでの子供の1/3位は自分がお母さんのおなかの中に居た時に記憶があるとのこと。

 子供が、お腹に入る前に、お母さんお父さんを選んだことを記憶している子供が居て、「優しそうだったから・・・」と言っていたが、そんなことを言われたら、とても幼児虐待などできやしないだろう。

 とにかく、6月22日は朝の朝食会から手打ちクルミそばのお昼、大変好評だった講演会、夜の打ち上げ、その後の蛍見物迄の丸一日お付き合いし、とにかく笑ってためになって、楽しい一時でした。

 昇幹夫先生 感謝です!

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中国出張・・・またしてもドジ

  今回は、大連の工場経由で、先般ドジってチケットの二度買いとなった珠海の材料メーカーへ行った。

 計画としては、タイのTITの会長と香港のフェリー乗り場で落合い、一緒に珠海の九州港まで行き、そこで材料メーカーさんに迎えに来てもらう予定だった。

 前回は、マカオ経由ということでフェリーの心配は無かったが、イミグレが何故か3度もあり、迎えに来てくれる人が大変なため、今回はオーソドックスに香港経由で行くことにした。

 大連=マカオのチケットが割高であったということもあった。

 私は、基本が”ケチ”であり、航空便とかホテルは安ければ安いほどいいと思っているため、とにかく須らく「安く、安く」なのである。

 今回はタイのTIT会長=私の兄と待ち合わせの時間とフェリーの時間が問題であった。

 私の兄は3時半着でタイから来ている。

 私は大連1時頃発で4時25分着の便である。

 これまでの体験から、中国国内便できちっと定刻通りに飛び立ったことは殆ど無いため、恐らく遅れるだろうと、綿密な連絡網を敷いて、私の便が遅れた場合は、大連から香港に降り立った兄に連絡が行くようになっていたし、フェリーに迎えに来る材料メーカーさんの方にも兄から連絡が取れるようになっていた。

 手荷物は、預けずに小型のキャリーバックヲ予め用意し、機内持ち込みして荷物待ちの時間も省くように考えていた。

 ところが、何と今回の便は離陸が非常に正確であり、逆に15分早く着いたのである。

 これはこのままいけばうまく行けそう・・・と思ったが、スマホのメールをたまたま見たら、中国の取引先からのちょっとした苦情メールが英語で来ており、私は飛行機がタラップ前に止まって乗降ドアが開くまでのわずかな間に、つたない私の英語で、どうにか返信し、そそくさと香港空港のフェリー乗り場を目指すはずだったが、直前のこの英語メールで私の脳の左脳右脳の関係なのか、全くフェリーのことは忘れ、いつもの混雑するイミグレにいち早く並び、気が付いたら外に出ていた。

「さて!目指すフェリーは?」と思ったが、フェリー乗り場の案内板が無い。

1,2分してから、ようやく気が付いた。

 空港のフェリー乗り場は、イミグレを通らずそのまま珠海に行かなければならないのである。これは、以前も利用したこともあるし、事前にネット情報で基礎知識を得てきており、全く問題ないハズであったが、出てしまうともう戻れないのが、このイミグレの怖さである。

 即、兄に電話をして後から行く旨を伝え、空港の案内で珠海行きのフェリーはどこから出るのかきいたら、「マカオ フェリー」という埠頭から乗ればよく、バスの乗り場を教わった。

 その番号のバス乗り場に行くと、「マカオ フェリー」と書いてあった。

 このバスに乗り込み、一路「マカオ フェリー」へ向かった。

 ところが、このバスなかなか目的地に着かない。私は当然バスの終点がマカオ フェリーだと思っていたので、途中結構人が降りた停留所があったが、あまり気にかけず、乗り続けていた。

 ようやく終点に着いたが、確かにフェリー乗り場はあるが、ちょっと様子がおかしい。

 結局、そこはマカオ フェリーではなかった。

 7時半と言うフェリーの時間も迫ってきたため、私も少し焦って、タクシーを捕まえて「マカオ フェリー」と言ったら「ノープロブレム」という答えが返ってきたため、安心して乗り込んだ。

 結局、そのフェリー乗り場まで、バスは香港$40で、戻ったタクシー代が$85であった。

 また7時半に出る便は既に満席ということで、諦めて次の9時半で行くことにした。

 このフェリー乗り場には、「味千ラーメン」とか「吉野家」があり、ここでビールでも飲みながら時間を潰そうと思ったら、このフロアーはなぜか一切お酒の類は扱っていないようで、結局はスターバックスのなんとかフラッペを飲んで1時間半くらいをやり過ごし、珠海のホテルに辿りついたのは現地時間の11時、日本時間の12時過ぎであった。後で聞いたら、香港人は余りお酒を飲む習慣が無いとのこと。

 ちょっとした手違い、行き違いが、多大な時間と費用を消費してしまったということだ。

 次の日の会議は、結構な難題を抱えていて最初はどうなるかと思ったが、どうにか纏まって、次の日のフェリーで香港に戻り、一泊してからその翌日帰ることになっていた。

 結局、出来るだけ安いチケットということで、香港の朝早い便しかないということで、どうしても香港に一泊しなければならないスケジュールとなっているのである。

 これもネットで、出来るだけ空港に近くて安いところ・・・と言う基準で探したら、“Silvermine Beach Resort”というリゾートホテルがヒットし、1万円位で香港としては安いためここに決めた。

 成田も朝便のため前泊したが、成田の駅前で空港送迎付き、素泊まり4700円で済んだことを考えると、日本の物価はメチャ安いのではないか?と思うと同時に、円安のせいもあるかと思うが、最近は海外のどこへ行っても物価が非常に高いと感じている。

 次の朝、兄と一緒に例の空港フェリーまで行き、空港からそのホテルに行けば良いと考えた。

 しかし、空港フェリーの場合は、そのままフライトする人のみであり、空港から外に出る訳には行かないのではないか?と、その日の夜中に思い付き、早朝材料メーカーさんの人に聴いたところ、やはりダメ、急遽、違うフェリーで香港へ向かうことになった。

 そうなると、違うフェリー乗り場からこのリゾートホテルまで、どうやって行けば良いか? が全く分からない。

 その担当者の人に聞いても、それがある地名も場所も定かではないという。

 安さを追い求めるあまり、地元の人もあまり知らないような所を選んでしまったようだ。

 フェリーに乗れば、フェリーを降りてから、歩いて5分ぐらいと書いてあったので、そうしようかと思ったら、私のこれから行くフェリー乗り場と、そのホテルへ行くフェリー乗り場は違うため、材料メーカーの担当者は、前科(?)が豊富な私は、絶対に難しいことはせずに、その降りたフェリー乗り場から直接タクシーでホテルまで行った方が良いとのこと。

 お言葉に従って、タクシーに乗り込んだが、タクシーの運ちゃんも英語で書いた住所やホテル名が分からないらしく、書いておいた電話番号に電話して場所を確認してから走り出した。

 こういう時は、スマホのヤフーの地図案内は非常に役に立つ、自分が今走っている位置と、向かっている場所が分かるのだ。

 フェリー乗り場からかなり走ったところで止まり、何かわからない英語で降りろと言っている。結局はタクシーの管轄外で、地元のタクシーに乗り換えろと言うことらしかった。

 そこの待合のタクシーにホテルの名前を言ったら、大丈夫らしいので乗り込んだ。

 地図からも察しがつくが、結構な山を横切るような道であり、おんぼろ車でその曲がりくねった道を猛スピードで走る。

 悪い風をひいているらしく時折「ゴホンゴホン」とよからぬ咳をする。

 私も色んな不慮の出来事で疲れているし、変な風邪をうつされたら大変だと思ったが、運転手は前、私は後ろだから「まっいっか!」とも思った。

 この山は結構深く急で、草木も日本のように立派に茂っており、ちょうど伊豆の「天城越え」のような感じであった。

 ヤフーの地図が徐々に目的地に近づき、それらしい建物も見えて、ようやく“Silvermine Beach Resort”というホテルに着いた。

 結局、タクシー代は$300プラス$200位、トータルで7000円位かかってしまった。帰りの空港までのタクシー代を加えると、1万円弱になると思われ、これだと、2万円のもっと便利なホテルに泊まった方が良かったかと思ったが、時既に遅し・・であった。

 リゾートと云えば、先般タイの兄の古稀のお祝い時に兄からプレゼントされたプーケット島のリゾートホテルは最高のホテルであり、プライベートビーチがあって素晴らしかったが、このリゾートのホテルは、その辺の貧しい農村にたまたま豪華リゾートを夢見て20年位前に建てた「兵どもの夢の後」的なホテルであり、確かに目の前は白い砂浜のビーチではあった。

 示された離れの建物に入ろうとしたら、ドアが開かない、一人前にカードキーをかざさないと入れないようになっていた。

 中にも廊下に続くドアがあり、開いたがドアが非常に重く、開き切れなくて、したたか腰の辺を打った。

 この日の朝のサッカー=日本対ギリシャのなんとも歯がゆい試合を2時間タップリ見たが、あの時、選手たちがぶつかり合ってイエローカードだレッドカードだとファウルの度に、痛がって倒れていたが、あの選手たちも、こういう痛みを堪えて頑張ったンだなぁと考え、我慢した。

 部屋は、ネットでは今年改装したとか書かれており、結構小奇麗だが、コンセントが合わないし、インターネットが使えない。

 勝手がわかった重いドアとカードキーが必要な表ドアを通って、フロントに行って聞いたら、インターネットは$100(1400円)、コンセントのアダプターは$20ドル(280円)取られてしまった。

 インフラの不備を恥じるどころか商売にしてしまうところは、見習うべきか?

 一応、周りの状況はどんなもんかと思って、散歩に出かけた。

 思った通りこのリゾートは、香港という世界的都市をすぐそばにしたさびれた漁村が賑わうリゾート地の夢を見て、フェリー乗り場を作り、花咲こうとしたが、つぼみのまま時間が経ってしまった・・。という感じで、これと言って何にもない。

 一軒だけ気の利いた店と云えば、マクドナルドだった。立ち寄って甘ったるいアイスのパフェのようなものを食べた。

 もう一軒、小さなセブンエレブンがありアサヒドライがあったので、寝酒用に一本買ったら、冷えたまんま裸で渡された。

 日本は、エコバッグとか言って、ビニール袋が要りますか、要りませんか?と聞いてくるが、ここでは何も聞かずに、「一本じゃー袋もつけられネ~や」と言うような顔をしていたから、そのまま持ってホテルまで帰ったが、結構冷えていて、手が冷たくなってしまった。

 朝は6時にタクシーを予約して、洗面所で身支度していたら、小さな虫のようなのがちょろちょろとタオルの下に潜り込んだ。私は反射的にタオル上から一撃した。ゲジゲジの類は、これで潰れるが、この生き物は、しぶとく全く元気でチョロチョロ動き回って、洗面所のドアの下から逃げて行った。

小さなヤモリであった。

 改装前は、さぞかしこのようなのがうようよしていただろうな?と思いながら、この夢破れた?リゾート地を離れ、またあの「天城越え」をしながら香港のエアポートに向かった。

「安物買いのなんとか」・・・私の場合は、どうもこの傾向が強い。

 根が貧乏性というか?乗るとか泊まるとかに出来ればあまりお金を使いたくない・・・という気持ちが強いため、このような様々な事件が起きるということかも知れない。

 まあ、結局一生、この性格・性質からは抜けきれないだろう。

 この次は果たして内が起きるのか?

 乞うご期待!!

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映画「ノア」

一昨日、映画「ノア」を観た。

ノアの方舟伝説は、全能の神は善良なノア一家と、各種動物のつがいを一組ずつ方舟に乗せ、大地を埋め尽くす大洪水から守り、この邪悪な人間が増えた世界を浄化しようとする物語りであると思っていた。

ところがこの映画では、ノアには3人の息子がいるが長男の嫁は子供を生めない身体であり、後の二人の息子には嫁がいないため、このままだと人間の種は絶えてしまうのだが、ノアは結局「人間は自分も含め邪悪な心に打ち勝つことは出来ず、このまま人間が亡びることによってこの地球は完全に浄化される」ということで、そのままの状態で、大洪水を迎えようとする。

しかし、子供を生めないと思っていた長男の嫁は、森で出逢った祖父の霊力によって、子供を身ごもってしまった。

ノアは男だったら生かしておくが、女の娘が生まれたら殺すと言う。

女の娘だと子供を生み、人間の子孫がそのまま生き続けてしまう可能性があるからだ。

この事で、それまで平和だった家族に亀裂が入り、夫婦も不調和、息子達も父親を殺し、赤ん坊を助けようというような気持ちが生じた。

結局、女の子の双子が生まれ、ノアは殺そうとするがかわいい自分の孫を見ると果たせずに終わるという神との約束を取るか?自分の心の愛を取るか?という大変な苦しみの中での選択だったということである。

ここで、重要なポイントは、地球を救い、他の穢れを知らない動物たちを救うには、人間を絶滅させなければならないということである。

これは、キアノ・リーブス主演の映画「地球が静止する日」と全く同じ内容となる。

この映画は、人間以外の他の動物のツガイを全て丸い宇宙船に乗せ、人間を始めとして、後に残った地球上の生き物を全て抹殺してしまおうとするというストーリーである。

結局、この主人公のキアノ・リーブスは「地球を救うために人類を滅ぼしに来た」のである。

確かに、今毎年5万から15万種といわれる様々な種が絶滅し、人間だけがドンドン増え続け、50年後には100億人に達する勢いである。

これは、どう考えてもまず①食料が足りなくなる、②奪い合いが起き、戦争が起きる、③核戦争になれば、それで地球が亡びる可能性がある。

最近のO-157とか鳥インフルエンザだとかの類の細菌により地球上の生物が亡びる可能性もある。(細菌の逆襲)

その他、人為的要因の異常気象による壊滅的な食糧不足とか、温暖化による海面上昇とかの問題も考えられる。

また大地震とか巨大な隕石落下とかの純粋な自然災害(神の意志?)も考えられなくもない。

いずれにしろ、人類はこのままでは、永遠に生き続けることはかなり難しそうだ。

人間は、自分や自分たちのエゴのために他の種を滅ぼし、自分達自身も殺し合う。

”恐怖”は”恐怖”を呼び、敵からの攻撃の備えをドンドン増強して行く、ある時、些細なきっかけから戦いが始まる。これが拡大し、本格的な戦争に突入する。

お互いの力が拮抗していればいるほど、戦火が広がり、現代では最後は”核戦争”に発展する恐れがあり、地球が亡びる可能性が出て来る。

今や“平和国家=日本”というレッテルは貼り換えられ、“世界の希望の星であった日本”もこれから戦争に参加しようとしている」

確かに神の目から見たら、人間は「どうしようも無く愚かで有害な“生き物”に映るかと思う。

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H.P.のリニューアルと集団的自衛権の問題

この度、H.P.に「経営理念」と「品質方針」、「太陽光発電事業」の3点と、「会社沿革」を付加した。

これらの項目は、本来、最初にあるべきモノですが、私がただ単に入れ忘れていた?だけという理由で、さしたる改まった理由はない。

・・・・が、一つは「武器輸出三原則の見直し」が閣議決定され、我々のコイルが武器や兵器に使われる恐れがあるということで、会社として何らかの「歯止め」を設けようということになったという理由がある。

当社の優秀な高密度コイルは、あくまで「平和利用」であり、武器、兵器へは使用しないということを謳っている。

今の安倍政権は、「秘密保護法の制定」、「武器輸出三原則の見直し」、「集団的自衛権の拡大解釈」とかなりのパワーで「戦争が出来ない国」から「戦争が出来る国」への変換をしようとしている。

私は、この事に対し二つの疑問を感じる。

一つは、今回のウクライナ問題に見られるように、今の世界は余りにも経済が複雑に絡み合っていて簡単に「やったらやり返す」、「不正な侵略があったら、これを力で阻止する」と言うような単純な世界ではなくなってきているということ。

特に今回のEUはロシアからのパイプラインによる天然ガスの供給が止まったら、大変な経済的ダメージを受けてしまうため、わぁわぁ言うだけでなかなか手は出せない。

アメリカは、長年の「世界の警察」も経済的な負担が大きく、とてもこれまでのような軍事的な行動はとれない。

一番は、アメリカはシュールガスの産出により、中東とかの産油国を確保する必要が無くなってきたという背景もあるかと思われる。

今の日本のような軍事力増強によって他国からの侵略を防ぐという方向性は今やあまりトレンディではない。

それより日本は、「戦争放棄」、「平和国家」を更に強調し、積極的な“外交”を展開し、逆に世界のどこかで紛争が起きたら、即飛んで行き、「調停役を買って出る等の役割をする国」と言う印象を全世界に知らしめて行く・・・と言うようなことを実行したら、恐らく世界中から歓迎されるかと思う。

“アメリカの手前”・・・と言うことがあるかと思うが、前述の通りアメリカも今やなかなか軍事的介入が出来ない台所事情や方向転換があり、日本がそのような役割を推進したら、結果的にはやはり”歓迎”されるかと思う。

中国にしても、韓国にしても、尖閣や、竹島や慰安婦問題を突きつけられる以上に、ドンドン構わず外交攻勢を仕掛け、相互の経済的な繋がり関係を強調し、相手があまり仕掛けてくることができないようにしてしまう位の”が以降的攻勢」をかけるようにしたらいいかと思う。

二つめの疑問は、2014年4月16日(水)放送のクローズアップ現代の「イラク派遣 10年の真実」において非戦闘地域での自衛隊の「後方支援活動」で実際には戦闘に参加した訳でもなく、戦死者や戦傷者が出たわけでもなかったのだが、現地での恐怖体験からの精神が不安定となり、帰国後、5年で延べ1万人の隊員の中で28名と言う、通常の10倍もの自殺者が出ていると言う。

元々自衛隊の自殺者は一般公務員と比べイジメや辛さから、かなり自殺率は高いようだが、この数字は大変異常だということだ。

こんな実態の中で今度、集団的自衛権の解釈拡大によって、更に危険な場所へ行き、下手をすると実際の戦闘で死傷者が出たりしたら、この国の国民の反応はどうなるだろうか?

私は、間違いなく自衛隊員になる若者はかなり減ると思う。

それでは徴兵制は?と言うと、こちらも脱落者、逃走者がかなり出るかと思う。

総じて私は、日本は”平和ボケ“しており、実際に殺し殺される戦闘のような極めて危険な状態は、そのようなところへ赴く隊員のみならず、国民全体が付いて行けなくなっていると思う。

・・・こんな状況の中で今までは「平和国家」として全く戦うことを考えずに来たこの国民に「集団的自衛権の拡大解釈」とか「9条改正」により戦争も出来る国を目指す、ということを押し進めるということ自体が、現実的に無理な状況なのでは無いか?

このことを理解せずに進むと、日本自体が、一体何を信じ、何を目標にして生きて行くのか?と言う意味において、非常に訳の分からない国、国民になって行くような危険性を私は感じる。

日本は、「軍事大国」を目指すのではなく、「技術大国」を目指すべきである。

これからの世界は、間違いなく世界を牛耳るのは「軍事力」ではなく、「経済力」

だろうと私は思っている。

アメリカが恐れるのは中国の軍事力ではなく、経済力である。

日本はこれから、世界最強の「技術力」を背景とし、日本を中心とした”モノ造り力」によって、経済的基盤をより強固なものとして行く必要がある。

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